2019年4月7日日曜日

今こそ北朝鮮問題に終止符を打とう


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北朝鮮の長男の息子、ハンソル君がいくら自由朝鮮なる臨時政府を
立ち上げても世界から承認されなければいけない。
かっての上海臨時政府もそうだった。
実際に半島北半分をどう統治する、同じ道をたどるのか、今何処に
いるのか知らないが・・・・・





【寄稿】今こそ北朝鮮問題に終止符を打とう

「ひそかに自由を渇望する現在はたとえ孤独でも、勇気を持って
一人ひとり会っていく」--。3月1日に
「自由朝鮮臨時政府」の樹立を宣言した北朝鮮の反体制団体が
ウェブサイトに掲載した文章だ。その直前、この組織は
クアラルンプールにある北朝鮮大使館の壁に
「自由朝鮮が立ち上がる。金正恩(キム・ジョンウン)打倒」と
書いた。
こうした北朝鮮をめぐるレジスタンスの真実は不明だ。しかし、
金正男(キム・ジョンナム)の息子、キム・ハンソルを緊急に
保護する程度の実績は上げている。

一方、北朝鮮の女性が中国に売られ、売春で稼いでいる収入が
年間1億ドル(約111億円)に達するとの主張もある。3月8日の
自由アジア放送(RFA)によると、英国の北朝鮮人権団体
「コリア未来戦略」は、国際女性デー(3月8日)に合わせて発表した
「北朝鮮女性の性奴隷報告書」でそうした事実を指摘した。
(月刊朝鮮ニュースルーム報道)

この2つのニュースは何を物語るのか。
韓半島(朝鮮半島)の現代史の論点は自由と奴隷化、文明と野蛮、
自由民主主義と人民民主主義の対立であることを示している。
こうした歴史観は「1948年の大韓民国」を樹立した勢力とその
継承者の観点だ。しかし、
それとは正反対の歴史観もある。北朝鮮が民族的で、大韓民国は
「反共=親日」が生んだ反民族的存在だとする観点だ。
「1948年の大韓民国」に反対していた極左・中道による主張だった。




半世紀後には意外な結果を生んだ。
「反民族」とされた国は目覚ましい文明開化を成し遂げ、自称
「民族的」だという集団は「北朝鮮女性の性奴隷」の加害者、
ポン引きに帰着したのだ。
それでも今日の大韓民国は自称「民族的」だという歴史観に
振り回されている。この逆説的な過程をどう説明すべきだろうか。

結論は単純だ。ナチスドイツでプロパガンダの天才と言われた
ゲッペルスが用いた「大きなうそ」が真実を覆い隠したからだ。
うそも宣伝、扇動、催眠、洗脳、集団的狂気、集団心理、興奮、
幻覚などを通じ、執拗(しつよう)に押し通せば、大衆がそれに
うまく惑わされてしまうのだ。
現在の社会運動勢力の現象を「左派ファシズム」と
呼ぶのもそのためだ。
うそを扇動する手法がファシズムに似ているからだ。

左派ファシズムは韓国的な風土に適しているようだ。
韓国的な風土とは「覚醒している個人」の層が薄い社会だ。
集落、家系、縁故が個人の自立を認めてこなかった。現代になっても
韓国人は個人、自由、法治よりも宗族、地域、集団の情緒に
縛られてきた。
近代の産業社会よりもその自給自足的共同体の方が
「より価値があるか」のように言われた。
韓半島(朝鮮半島)の左翼はあらゆる「昔のもの」に執着してきた。
それでも彼らは「進歩」を名乗る。

問題は彼らのファシズム的扇動政治が左派権威主義を超え、
全体主義の傾向すら示していることだ。維新体制(独裁体制)や
新軍部の権威主義に抵抗した彼らだ。
彼らは権力をつかむや否や、過去も顔負けの権威主義、全体主義、
恐怖政治に向かっている。
三権分立ではない三権統合、暴民政治、積弊追及はいずれもそうだ。




金慶洙(キム・ギョンス)慶尚南道知事に有罪を言い渡し、
収監させたとして判事を起訴することからして、「民主化-進歩」とは

相容れない権威主義そのものだ。
自由韓国党のナ・ギョンウォン院内代表による国会演説を
「国家元首冒とく罪」として追及したこともそうだ。
独裁に抵抗すると言っておいて、独裁をつくり出した悪法を
復活させて使おうとすることが「民主化-進歩」なのか。

現在の韓半島は結局、2つの歴史観の決戦場になっている。
北朝鮮の白頭山の血統による邪教集団と韓国の社会運動勢力が合流し、

韓半島をその方向に引き込むのか、それとも
北朝鮮住民の「自由朝鮮の希望」と韓国の自由民主主義陣営の希望が
合わさり、韓半島を導くのかという死生決断、金正恩と大韓民国の
どちらが先に倒れるかという時間の争いだ。

韓半島の運命の行方は結局は韓半島の自由人による決断に
懸かっている。
ちょうど米国と国連は北朝鮮に最大限の圧力をかけている。
国連の対北朝鮮制裁委員会は昨年9月、南北首脳のカーパレードに
使われたベンツの搬入ルートを調べ、金正恩とともに手を振った
文在寅(ムン・ジェイン)大統領の写真を意図的に公開した。
文在寅大統領に対する厳しい視線だ。そうだ。
もう終わりにしなければならない。

「金正恩に非核化の意思がある」といううそ、そして、
国際社会の対北朝鮮制裁に反して「南北経済協力」をしようとする
逆走を止め、金正恩が窒息するまで資金ルートを締め付けるべきだ。
それが決勝ゴールだ。

ジャーナリスト 柳根一(リュ・グンイル)
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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