2020年2月29日土曜日

2月29日 産経抄

日本の安倍首相ほど難しい行政をしている宰相はいないとおもう。
日本ほど難しい国は世界に例がないと私は考える、まずは宗教、仏教と神道、神道は
目に見えない、経典もない、それでいて日本人の根底に本人が否定してもねづいてる。
ただ一つ、見えるのは神社、それに、今は、言論の自由や、政党結社の自由が
保障されてる、1945年以降、社会主義・共産主義が台頭したが、いまそれほど
影響力もない。
この間、イランがサウジアラビアの米軍基地にミサイルを撃ち込んだ時イランの
大統領が米軍が報復しなければこれ以上の攻撃はないといった。
イランも軍部や国民の面目を考えての所業、これは戦争を避けるための大統領の
決断だろう。

2月29日 産経抄

政治家、なかんずくリーダーである首相に求められる第一の資質とは何か。
複雑な利害やしがらみが絡み合い、白黒つけ難い問題を果断に処理する決断力だろう。竹下登元首相は就任が決まった際、周囲に漏らした。
「51対49の問題に決着をつけなければならない立場になった」。

▼一口に首相といってもそれぞれタイプは違う。以前、
阪神大震災と東日本大震災の両方で対応に当たった官僚から、時の首相について
聞いたエピソードである。
「村山富市さんは『困ったら私に言え。責任はとる』と任せてくれた。一方、
菅直人さんは『私に話を持ってくるな』と言いつつ、何かあったら
お前の責任だという態度だった」。

▼新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、全国の小中高校などを3月2日から
休校とするよう要請した安倍晋三首相は、どんなタイプといえるだろうか。
巷(ちまた)ではこの決断に対し、賛否両論が飛び交っている。

▼くだんの菅氏はツイッターで息巻いていた。
「安倍総理は対応の遅さを批判されて、それを気にして急遽(きゅうきょ)準備も
なく対策を発表しているように見えます。リーダとして最悪です」。当然、
あなたがそれを言うのかという反応が相次いでいる。

▼「皆で議論して決めれば、『総理の顔が見えない』といい、総理が決めれば、
『独裁者だ』といい、この国はどうなっているの…」。
織田邦男元空将が、フェイスブックに記したテレビ番組への感想である。
政府高官は「どちらにしても批判は出る」と達観している。

▼中世フィレンツェの政治思想家、マキャベリは言う。
「大衆はつねに、外見だけを見て、また出来事の結果によって、判断してしまう」。
安倍首相は、政治は結果がすべてだと誰より理解しているはずである。

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