2020年6月15日月曜日

朝鮮王朝時代の朋党政治、華麗なる復活

親北・左派、思想にかぶれた、だけど、無能中身をともわない文大統領を
選んだ国民の責任も大きい。
いま日本では野党の存在感が全くないのは過去に一度政権握って、
その無能さに驚愕しこれじゃ日本が危ないと感じた国民が覚醒した。
今の韓国、これは韓国・朝鮮人の民族資質、DNAを総入れ替えしないと
治らぬ~~よ。
  
【コラム】朝鮮王朝時代の朋党政治、華麗なる復活

韓国の与党、民主党の琴泰燮(クム・テソプ)前議員が昨年9月、
「チョ・グク問題」で党指導部の方針に反して一人批判的な見解を
表明したとき、民主党内では「第21代総選挙での公認は難しいだろう」と語る人が多かった。それでも、
政治家にとって生命も同然の公認から脱落するほかに、追加でなにか
「報復」があるだろうとみる人は多くなかった。こうした予測は、
半分は当たり、半分は外れた。琴・前議員は党内予備選で
親文(文在寅〈ムン・ジェイン〉大統領に近い)支持者に後押しされた
新鋭候補に敗れ、総選挙に出てみることすらできなかった。
民主党指導部がやったことは、これにとどまらなかった。
去っていく琴・前議員の背に、最後に「警告」という懲戒の刃を刺した。21代国会発足の5日前、国会議員会館の部屋から立ち退く時点での
ことだった。

民主党の倫理審判院は、琴・前議員が昨年12月に
高位公職者犯罪捜査処設置法の票決の際、「賛成」の党論に反して
棄権票を投じたことを懲戒事由に挙げた。
本当の懲戒事由が何であれ、民主党内ですら
「議員懲戒の論理としては苦しく、拙劣という印象すら与える」という
声が上がった。
党名で「民主」を死守してきた政党が、党の意見に従わなかったという
理由で議員の国会票決を懲戒することの非民主性ゆえだった。
「ぞっとする」という人もいる。
党主流の核心利益に抵触したら「最後まで懲らしめる」という
警告のように聞こえたという。


政党は党員に対し、党の意見に従えと要求する権利がある。
だが自由民主主義を採用している国で、良心の自由の領域に属する
国会議員の票決を、それも党の意見と違うという理由で懲戒するのは
別の問題だ。
民主党主流派の人々は、「党の意見に従わない議員を懲戒できる」と
した憲法裁判所の判例を挙げている。
だがこの事例は、民主党があれほど非民主的だと批判していたかつての
ハンナラ党で起きた事件だったという点で、
「ここまでやらないといけないのか」という思いを抱くほどだ。

民主党は、朴槿恵(パク・クンへ)前大統領に対する国会弾劾訴追案の
票決を前に、党の利益と自らの所信の間でためらっていた
セヌリ党非主流派議員に向けて「良心に従って自由投票すべき」と
督励した。
ユ・スンミン前議員がセヌリ党主流派から「裏切者」とされて困難に
直面したとき、彼を応援したのも民主党だった。ところが今では、
良心より党の規律を優先している。

米国では、共和党・民主党の穏健派が相手の党の法案に賛成する
「クロスボーティング」が一般化している。
こうしたクロスボーティングが、米国政治の極端化を防ぐ緩衝装置に
なってきた。
米国大統領や与党指導部は、 電話にかじりついて反対派の政治家を
説得はしても、懲戒はしない。逆に、

反対派の芽を摘んでしまう「士禍」を繰り返した朝鮮王朝の政治を
「朋(ほう)党政治」という。

政権を握った朋党が修正実録を書き、反対派の記録を消して自分たちに
有利なように書き直すケースもあった。
民主党は今、朝鮮王朝の朋党政治に戻ろうというのか。

崔慶韻(チェ・ギョンウン)政治部次長
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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