2012年7月31日火曜日

薬草 薬効植物 アキノキリンソウ



薬草 薬効植物 アキノキリンソウ

分類 キク目  キク科  アキノキリンソウ属  アキノキリンソウ

アキノキリンソウ(秋の麒麟草、Solidago virgaurea var. asiatica)とは
キク科アキノキリンソウ属の多年草である。
高さは70から80cm程度となり、8-11月に総状の黄色い花を多数つける。
葉は互生する。茎の下部の葉は先端がとがる楕円形で、茎の上部では披針状。
北海道から九州、それに朝鮮に分布。山地や丘陵部の日当たりのよい場所に生える。
かつては里山に囲まれた水田の周辺、ため池の土手などにごく普通に見られ、
秋草の代表でありリンドウ等と共に小学校の教科書や絵本などでよく紹介された。
しかし、そのような環境の減少や荒廃と共に見られる場所が少なくなり、
「秋の道ばたの黄色い花」はセイタカアワダチソウに取って代わられた感がある。

利用
アキノキリンソウの若葉は食用可であり、水にさらした後和え物やおひたしにする。
また、陰干しにしたものは薬用にもなる。

薬    効
一枝黄花にはタンニン、サポニン、フラボノイドが含まれ煎液には抗菌作用があるとし、
薬用にされている。
健胃、利尿、風邪の頭痛、のどの痛み、解毒などに効果がある。

使 い 方
風邪で頭痛のとき
乾燥した茎葉10~15gをコップ3杯の水で半量になるまで煎じ
1日3回に分けて食前に服用する。
風邪などでのどが痛いとき、前記の煎じ液で1日4~5回うがいをする。

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