2012年8月10日金曜日

薬草 薬効植物 金木犀



薬草 薬効植物 キンモクセイ

分類 モクセイ科  ギンモクセイ属 ギンモクセイ 変種 キンモクセイ

和名 キンモクセイ
英名 fragrant orange-colored olive

キンモクセイ(金木犀、学名:Osmanthus fragrans var. aurantiacus)は
モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹で、ギンモクセイの変種。
中国南部が原産で江戸時代に渡来した。中国では正しくは丹桂がこれに当たるが、
一般には桂花の名で呼ばれることがある。
しかし桂花は木樨属におけるひとつの種名であり、金桂(ウスギモクセイ)、
銀桂(ギンモクセイ)などを含む全ての亜種・変種・品種を総括するものである。

利用
花の陰干し30g~50gを焼酎、1800ccに漬け3ヶ月目からのめる。
健胃、低血圧、不眠に聞く。

特徴
主に庭木として観賞用に植えられている。
秋になると小さいオレンジ色の花を無数に咲かせ芳香を放つ。
芳香はギンモクセイよりも強い。雌雄異株であるが、日本では雄株しか入っていないので
結実しない。
雄しべが2本と不完全な雌しべを持つ。

花冠は白ワインに漬けたり(桂花陳酒)、茶に混ぜて桂花茶と呼ばれる花茶にしたり、
蜜煮にして桂花醤と呼ばれる香味料に仕立てたりする。
また桂花蟹粉(芙蓉蟹の別名)、桂花鶏絲蛋、桂花豆腐、桂花火腿などのように鶏卵の色を
キンモクセイの花の色に見立てて名づけられた卵料理は多く、
正月用の菓子である桂花年糕のようにキンモクセイの花の砂糖漬けを飾るなど実際に
この花が使われる料理もある。
香りの主成分はβ-イオノン、リナロール、γ-デカラクトン、リナロールオキシド、
cis-3-ヘキセノールなど。
このうち、γ-デカラクトンなどはモンシロチョウなどへの忌避作用があることが
判明している。

0 件のコメント:

コメントを投稿