2012年8月9日木曜日

薬草 薬効植物 菊



薬草 薬効植物 キク

分類 キク目  キク科  キク属  イエギク種

和名 イエギク
英名 florists’ daisy

キク(菊)はキク科キク属の植物。
ここでは、狭義のキク(イエギク、栽培ギク)について詳述する。

イエギク(家菊、学名 Chrysanthemum × morifolium syn.
Chrysanthemum × grandiflorum Kitam.)は、キク科キク属の植物。
野生種は存在せず、中国で1500年ほど前にチョウセンノギク(C. zawadskii var.
latilobum)とハイシマカンギク(C. indicum var. procumbens)を親に交配によって
生まれたとされている。
秋に咲く花であるが、短日性植物で、電照などを用いた作型の分化により、
周年供給されている。
食用にする「もってのほか」などの品種もある。
花言葉は「高貴」である。
一般に、日本で観賞用多年草植物として発展した系統、品種群を和菊、
西ヨーロッパに渡り育種されて生まれた系統、品種群を洋菊と呼ぶ。
一般に洋菊のほうが丈夫である。
鑑賞園芸的には和菊、生産園芸的には洋菊が中心に栽培されている。
また、切花としては温室での電照栽培で周年出荷されている。
バラ、カーネーションとともに生産高の多い花卉である。
日本では、薬草や観賞用植物として平安時代より用いられ、
宮中では菊の節句とも呼ばれる重陽の節句(旧暦9月9日)が明治時代まで行われ、
現在でも皇室園遊会(観菊御宴)として行われている。
日本で菊の栽培が盛んになったのは、栽培のプロセスが冬に芽をとり、春に植え、
夏に成長させ、秋に観賞するといった具合で、イネの栽培と類似していることが
影響しているとの説がある。
現在では各地に愛好会ができる一方で、秋にはそれらが主催の品評会が開かれている。

食用菊

概要
観賞用の菊に比べて苦みが少なく、甘みがある。
茹でてお浸しにしたり酢の物や胡桃合え、天ぷらや吸い物に用いられる。
また花びらを湯がいたり蒸した後に海苔のように薄く四角い形に乾燥させた「菊海苔」
「干し菊」「のし菊」などの加工品がある。
つま菊を除きほとんどが山形産で山形県内各地、青森県八戸市など東北地方、
新潟県の中越から下越などで栽培され秋に収穫される。
大輪種にはうすむらさき色の小さな花をつける延命楽(もってのほか、かきのもとなど)や
、黄色い花の阿房宮などの品種がある。

出典:日本食品標準成分表 2010) キ ク  ※可食部 100g 当たり

                   生               ゆ で                菊のり
エネルギー     27cal               23cal                 292cal
水分            91.5g             92.9g                 9.5g
たんぱく質      1.4g              1.0g                11.6g
脂質                0g                0g                 0.2g
炭水化物        6.5g              5.7g                73.5g
灰分              0.6g              0.4g                 5.2g

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