2012年8月26日日曜日

薬草 薬用植物 ミシマサイコ



薬草 薬用植物 ミシマサイコ

分類 セリ目 セリ科 ミシマサイコ属 または ホタルサイコ属 種 ミシマサイコ

和名 ミシマサイコ 
ミシマサイコ(三島柴胡、Bupleurum scorzonerifolium)はセリ科の多年草。

特徴
本州から四国・九州の日当たりの良い山野に自生する。
近年では乱獲により絶滅危惧種となっている。
高さ30 - 50cm。花期は8 - 10月で、小さな黄色の花を多数咲かせる。
ミシマサイコ またはその変種の根は柴胡(さいこ、「紫胡」はよくある誤字)という生薬で
あり、日本薬局方に収録されている。
解熱、鎮痛作用があり、大柴胡湯(だいさいことう)、小柴胡湯(しょうさいことう)、
柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)などの多くの漢方方剤に配合される。
和名は、静岡県の三島市付近の柴胡が生薬の産地として優れていたことに由来する
(現在の産地は、宮崎県、鹿児島県、中国、韓国など)。

単独で用いることはなく、生薬に配合されるのが主なりようである。
野生はまれ、現代は栽培が主流である。

柴胡剤
柴胡加竜骨牡蛎湯
柴胡桂枝乾姜湯
四逆散
加味逍遙散
抑肝散
補中益気湯
十味敗毒湯

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