2012年11月30日金曜日

中国 対日戦略


東夷伝、小日本は虎ですか。
眠れる豚が、虎の目をさましたのだろうが!!、周りをやかましくウロつけば

息の根を止めるど!!


日本は「平和憲法という檻の中の反省しない虎」=中国で論説

  中国共産党系の新聞、環球時報は30日「日本がポピュリズムを容認することはアジアに対する脅威」と題する論説を発表した。これまでの日本は「平和憲法という檻(おり)の中の反省しない虎」だったと決めつけた。東アジアの各国に「民族主義」がある中で、「中国について言えば、主流としては民族主義に警戒し、批判的な態度を保ってきた」と主張した。
  論説はまず、自民党の安倍晋三総裁が29日、海上自衛隊の一部艦船を海上保安庁に編入することを含め、尖閣諸島の防衛強化を主張したことに反発した。
  日本は経済の活力を失ったと主張し、「ポピュリズムと民族主義に転向しつつある」、「日本はしっかりしているかに見えるが、内部では主体性を失い、絶望的な状況だ」と決めつけた。
  さらに、日本の政治的雰囲気の転向は、東アジアにとって「面倒のタネになるだろう」、「日本で民族主義の衝動が続けば、東アジア全体の情勢にとって不確定な要素の源になる」と主張。
  「一部では、日本で軍国主義が復活する可能性はまったくないとの分析がある」とした上で「この指摘は根拠に欠ける」との見方を示した。同論説によると、「日本は隣国にとって一貫して、平和憲法という檻に閉じ込められた反省しない虎だった」、「檻から出ようといういかなる動きも、地域の平和にとって危険」と決めつけた。
  民族主義については「東アジアの各国のすべてにある」と指摘した上で、「中国について言えば、主流としては民族主義に警戒し、批判的な態度を保ってきた」、「国家の指導者はとりわけ、対外に対して温和で友好的な姿勢を示してきた」と主張した。
  日本の近代史は「狂気に満ちていた」と指摘。たとえば太平洋戦力でも工業力が20倍の米国に戦いを挑むなど、論理にまったく逆行する冒険をしたと論じ、第二次世界大戦の敗戦で「この種の狂気は深刻な打撃を受けた。しかし、制圧されただけで徹底的に排除されたわけでなない。日本がいわゆる“普通の国”になることは、アジアの政治に巨大な不確実性が生じることを意味する」と主張した。
  国際的に中国を警戒する心理が発生することは「理解はできる」とした上で「中国は絶えず、アジア太平洋地域で力づよくバランスを築こうと努力してきた」と主張。「日本が恨みと闘志を中国にぶつけることは、東アジアにとって危険であり、日本にとっても疑いなく最も危険なことだ」と論じた。
◆解説◆
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  論説中にある「一部では、日本で軍国主義が復活する可能性はまったくない」との分析がある」とした部分は、2002年の胡錦濤政権の発足と前後して発表された「対日思考」を指すと考えてよい。同「思考」の骨子は◆日本の戦争謝罪は十分◆日本が再び軍国主義になる心配はない◆これからは経済・市場において日本と争うべき――だった。
  同主張は、中国国内における排他的なナショナリズムや反日感情を批判した。1982年に失脚した中国共産党の胡耀邦総書記の考え方を受け継ぐものであり、胡耀邦総書記の“弟子”と言える胡錦濤国家主席の少なくとも初期における対日外交の方針を反映したものと考えてよい。
  ただし、2003年に、日本の国連安保理常任理事国入りを目指す動きや、小泉純一郎首相の靖国神社参拝に対して中国で猛烈な反日感情が発生すると、「対日思考」は急速に息をひそめた。(編集担当:如月隼人

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