2014年10月20日月曜日

崖っぷち韓国経済

そうだよ、新たな成長源を探らねば、ただ、もう、遅い。
この崖っぷちを抜ける方法は無い。つまる所他国に借金するしかないのだ。
いままでは、日本だったが、どこの国が金を貸してくれるんだ!?・・・
中華か!・・
紙くず同然の人民元を貸してもらうんだな!・・・

もがく韓国,また「利下げ」 アジア最悪
「個人借金」の韓国社会“首締める”リスクはあっても 

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追加利下げに踏み切った韓国銀行の李柱烈総裁(AP) 韓国が景気を
浮揚させようと、もがいている。
韓国銀行(中央銀行)は15日、政策金利を0.25%引き下げて2.0%に
することを決め即日実施した。
今年8月に0.25%引き下げて以来2カ月ぶりで、金利水準は世界的な
金融危機を受けて2009年2月に引き下げた際の2.0%と
並ぶ過去最低となった。
今回の追加利下げについて、韓国メディアは「消えかかった景気回復の炎を再び
ともすきっかけになる」(朝鮮日報電子版)など
総じて評価する報道が多い。だがその一方で、資金が流出する懸念や、
膨らみ続ける個人債務(借金)をさらに増やすリスクも指摘する。
韓国経済が“崖っぷち”から抜け出せるかは、依然“闇の中”といえそうだ。

相次ぐGDP予測の下方修正

韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は15日、
今年の国内総生産(GDP)成長率予測を従来の3.8%から3.5%に
引き下げた。
この数値は国際通貨基金(IMF)が予測した3.7%をも下回る。
同時に来年のGDP成長率予測も4.0%から3.9%に下方修正し、
韓国経済の失速ぶりを鮮明にした。

相次ぐ下方修正は、企業の設備投資がなかなか上向かず、消費者心理も停滞。
さらに欧州の景気低迷や円安など外部環境が大きく悪化していることを映している。

中央日報(電子版)によると、この日の記者会見で李総裁は
「3カ月前に見ていたより景気成長のモメンタムが生き返らずにいる。
これを生かすにはいまの金利を下げるのが正しいと判断した」と説明。
遠回しに話したが、これまで韓国銀行が景気状況を誤認してきたことを
認めた格好だ、と報じた。

今年8月の利下げは1年3カ月ぶりだった。その後、
わずか2カ月の短期間で利下げを決めたのは、8月の利下げが期待したほどの
効果が得られなかったこととともに、韓国政府が打ち出した景気浮揚策に
足並みをそろえた側面も大きい。

今月8日、4月の旅客船沈没事故以降、続いている消費や投資の低迷を踏まえ、
約5兆ウォン(約5千億円)の政策資金を年内に追加投入する内需活性化策を
決めていた。

遅いタイミング

16日付の中央日報(電子版)は「ワンテンポ遅れた利下げ、韓国銀行は役割を
悩むべき」との社説を掲載。
「韓国銀行が金利調整をためらったために国際金融市場の変化に逆行したり、
韓国政府のマクロ政策とかみ合わないことは1回や2回ではなかった。
物価安定を唯一の目標にしたまま中央銀行の独立性だけを叫んできた結果」と
判断の遅れを指摘。その上で
「年初に引き下げを断行したなら、景気浮揚効果を最大化できた」と論じた。

ただ、利下げを行えば、資金が国外に流出する危険性がある。
米国が月内に量的緩和政策の終了を決め、来年にもゼロ金利政策を解除して
利上げに踏み出す公算が大きい。そうなれば金利差が縮まり、
海外からの資金が韓国から離脱する可能性があるのだ。

共同通信によると聯合ニュースも「欧州の景気低迷などで投資資金が急速に
韓国市場を離脱する状況にある。利下げにより韓国資本市場の不確実性が
増しかねない」と指摘する。

家計負債額 5四半期連続で過去最高

さらに見逃せないのが、利下げで個人負債が膨らむリスクが高まることだ。
韓国銀行のデータによると、今年6月末時点の家計の負債額は
1040兆ウォン(約108兆円)。アジアのトップをすでに独走しており、
5四半期連続で過去最高を更新している。

中央日報(電子版)は「そうでなくても個人負債が経済に大きな負担になっている
ところに、さらに金利が下がれば個人負債を増やすリスクが大きい」と報じた。
利下げで“借金漬け”が促されることになれば、経済への悪影響は現在よりも
深刻になりかねない。

朝鮮日報(電子版)は社説で「利下げ、財政出動などの資金供給だけで景気を
浮揚させた場合、長続きしない。
2010年に続き再び危機に直面している欧州や、20年間の長期不況を経験した
日本の例がそれを物語る。
政府はこの機に問題企業と不況業種の構造調整を行い、サービス業種で新たな
成長源を探るという抜本的な対策を立てるべきだ」と提言している。

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