共産主義・社会主義のスローガンは ”革命”だろう。
これが中華独特の共産主義か、しかし、多すぎやしないか?、共産主義者が
“民主”、法治なんてスローガン掲げるのかなんか分らん思想やな
民主や、自由平等など共産主義に相反するものだろう。
これは虚像であって本質は中華共産党の一党独裁主義でしかない
「社会主義核心的価値観」を押付ける習主席、しかし
国民が求めるのは「平等」「民主」「公正」
(1/3ページ)
中国の習近平政権は「西側の価値観」を排除する一方、
「社会主義核心的価値観」を国民に植え付けようとしている。
社会主義核心的価値観とは、
国家の建設目標としての
「富強、民主、文明、和諧(調和)」、
社会の構築理念としての
「自由平等、公正、法治」、
国民の道徳規範としての
「愛国、敬業、誠信、友善」である。(フジサンケイビジネスアイ)
共産党は、学校と家庭と社会が連携して、この価値観の育成と実践に努めるよう求
めている。その結果、中国社会にはこの24文字があふれている。
国民の価値観が多様化したといわれる今日、習近平政権の試みが成功するか
どうかは明らかでないが、社会主義核心的価値観に関連して、
昨年末に刊行された「中国の社会情勢の分析と予測」(2015年版)に
興味深い世論調査が掲載されている。
中国社会科学院社会学研究所が13年に全国の約1万人を対象に
実施した調査である。
富強から友善までの24文字、12の価値理念に、団結、包容、人権尊重、
集団主義などを加えた19の中から、「よりよき社会が備えるべき価値理念」を
選ぶ質問では、平等を選んだ人が最も多く、次いで、民主、公正、文明、富強、
和諧の順だった。
団結、人権尊重がそれらに続き、愛国、法治、自由はそれより下位だった。最も支
持率の低かったのは集団主義で、敬業、友善、包容なども低かった。
中国の人たちは何よりも平等で、民主的で、公正な社会を求めていると
いうことだろう。
民主については、非党員よりも党員、低学歴者よりも高学歴者、
ブルーカラーよりもホワイトカラー、高齢者よりも若者の支持率が高かった。
人権尊重は学歴が高いほど支持率が高く、愛国はその逆だった。また、
愛国を選んだ若者の比率は高齢者よりも低かった。
「現在の社会はよりよき社会の基準に合致しているか」との問いに対しては、
肯定的回答が52%で、否定的回答は15%だった(その他は中間的回答など)。
半数以上は社会の現状に満足しているということだろう。
だが、大卒以上の高学歴者に限れば、前者は33%に減り、後者が23%に
増える。
1980年代生まれ、90年代生まれの比較的若い世代をみると、肯定的回答は4
割強で、否定的回答は2割近い。
また、否定的回答者には団結よりも人権尊重や法治を、愛国よりも自由を
選択する傾向が見られた。
(元滋賀県立大学教授・荒井利明)
これが中華独特の共産主義か、しかし、多すぎやしないか?、共産主義者が
“民主”、法治なんてスローガン掲げるのかなんか分らん思想やな
民主や、自由平等など共産主義に相反するものだろう。
これは虚像であって本質は中華共産党の一党独裁主義でしかない
「社会主義核心的価値観」を押付ける習主席、しかし
国民が求めるのは「平等」「民主」「公正」
(1/3ページ)
中国の習近平政権は「西側の価値観」を排除する一方、
「社会主義核心的価値観」を国民に植え付けようとしている。
社会主義核心的価値観とは、
国家の建設目標としての
「富強、民主、文明、和諧(調和)」、
社会の構築理念としての
「自由平等、公正、法治」、
国民の道徳規範としての
「愛国、敬業、誠信、友善」である。(フジサンケイビジネスアイ)
共産党は、学校と家庭と社会が連携して、この価値観の育成と実践に努めるよう求
めている。その結果、中国社会にはこの24文字があふれている。
国民の価値観が多様化したといわれる今日、習近平政権の試みが成功するか
どうかは明らかでないが、社会主義核心的価値観に関連して、
昨年末に刊行された「中国の社会情勢の分析と予測」(2015年版)に
興味深い世論調査が掲載されている。
中国社会科学院社会学研究所が13年に全国の約1万人を対象に
実施した調査である。
富強から友善までの24文字、12の価値理念に、団結、包容、人権尊重、
集団主義などを加えた19の中から、「よりよき社会が備えるべき価値理念」を
選ぶ質問では、平等を選んだ人が最も多く、次いで、民主、公正、文明、富強、
和諧の順だった。
団結、人権尊重がそれらに続き、愛国、法治、自由はそれより下位だった。最も支
持率の低かったのは集団主義で、敬業、友善、包容なども低かった。
中国の人たちは何よりも平等で、民主的で、公正な社会を求めていると
いうことだろう。
民主については、非党員よりも党員、低学歴者よりも高学歴者、
ブルーカラーよりもホワイトカラー、高齢者よりも若者の支持率が高かった。
人権尊重は学歴が高いほど支持率が高く、愛国はその逆だった。また、
愛国を選んだ若者の比率は高齢者よりも低かった。
「現在の社会はよりよき社会の基準に合致しているか」との問いに対しては、
肯定的回答が52%で、否定的回答は15%だった(その他は中間的回答など)。
半数以上は社会の現状に満足しているということだろう。
だが、大卒以上の高学歴者に限れば、前者は33%に減り、後者が23%に
増える。
1980年代生まれ、90年代生まれの比較的若い世代をみると、肯定的回答は4
割強で、否定的回答は2割近い。
また、否定的回答者には団結よりも人権尊重や法治を、愛国よりも自由を
選択する傾向が見られた。
(元滋賀県立大学教授・荒井利明)
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