2015年8月6日木曜日

中華経済の現状

社会主義・共産主義者のやることは不透明で分らないから、始末がわるい。
隠すと云うよりも杜撰なんだろ。
ソ連がそうだったように・・・・

中国の政府債務20%増 13年末で1130兆円 地方の借り入れ急増 
不動産市況悪化で返済厳しく
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【上海=河崎真澄】中国政府の債務残高が2013年末に
56兆5千億元(約1130兆円)に達し、前年比で約20%増えて
いたことが、政府系シンクタンク中国社会科学院の調査で5日までに分かった。

同院の楊志勇研究員は、「地方政府の債務急増が要因だ」との見方を示した。
不動産市況の低迷に伴う景気悪化が地方財政を圧迫しており、債務削減が
急務となっている。

13年末の債務残高の内訳は、国債など政府の有利子負債が20兆7千億元、
国有金融機関の不良債権が3兆8千億元など。一方で同院は、
13年末の政府総資産が前年比約10%増の111兆9千億元に上り、
「債務に対応する十分な能力がある」(楊氏)とした。

中国の国内総生産(GDP)は13年は名目で56兆8845億元で、
債務残高とほぼ同額。日本の場合、政府債務残高は約1千兆円強で
名目GDPの2倍強に達しており、GDP比でみれば中国政府の方が財政上、
健全な面もある。

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ただ、同院が指摘した地方政府分の債務残高は別の調査で、10年末の
約10兆元から14年末までで約3倍の30兆2800億元に膨れ上がった。
このうち、どこまでが今回の政府債務に反映されているかは不明だ。

地方の債務の膨張は、リーマン・ショック直後の08年11月に中国政府が
打ち出した4兆元の緊急景気対策を受け、地方政府が過大な不動産開発や
インフラ建設を繰り広げたことの副作用とみられる。
地方政府は第3セクターを通じ、簿外融資など
「影の銀行(シャドーバンキング)」から多額の資金を調達した。
第3セクターに振り当てられた負債が政府債務に繰り入れられていない
懸念もある。

不動産市況の右肩上がりが前提の借り入れだっただけに、返済能力に
疑問符が付くケースも出そうだ。

人民元、IMFの主要通貨編入先送りされる見込み
2015年08月06日08時42分 [中央日報/中央日報日本語版]

中国人民元の本格的な国際化にはもう少し時間がかかる見通しだ。
国際通貨基金(IMF)が人民元の特別引き出し権(SDR)
通貨バスケット編入決定を来年9月以後に延期する可能性を示唆したためだ。
IMFは4日(現地時間)、「今年末で終わるSDR編成を9カ月延長する
内容の報告書を最近非公式に検討した」と明らかにした。

SDRは会員国がIMFから資金を引き出す際に使う一種の基準通貨だ。
一般的にSDRに編入されれば基軸通貨と認定される。
IMFは5年ごとにSDR編成基準を検討する。
2010年に変更された編成基準によるとSDR通貨バスケットは
米ドルが45%、ユーロが36%、英ポンドが10%、日本円が9%で
構成されている。

中国政府は人民元のSDR編入のためこれまで動きを強めてきた。
中国人民銀行は先月外国人投資家に債券市場を全面開放した。また、
市場自由化措置を加速化し外国人投資家の株式市場アクセス性を高めると
明らかにした。

だが、IMFは金融市場自由化がさらに必要という立場だ。
人民元が基軸通貨の核心要件である「自由な使用」を充足できず、有事の際に
国際金融市場で売買する際に問題が発生する可能性があると指摘した。
ウォールストリートジャーナルは
「中国政府が市場規制をさらに緩めてこそ人民元が基軸通貨に
編入されるだろう」と報じた。

エコノミストによると、国際貿易決済通貨として人民元が使われる割合は、
2009年の0%から昨年は22%に増えた。
貿易決済で5番目に多く使われる通貨だ。また、
50カ国の中央銀行が人民元を保有しているという。

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