2016年2月17日水曜日

今日の歴史(2月17日)、韓国造船業、没落寸前か確実か

韓国が自負している「造船大国」、造船民国ではなく造船大国ではないのか、
翻訳ミスか、それとも造船大国と証するのが、恥ずかしくなったか・・
だろうよ!!、根拠なき造船大国だったからな、名のある船も残らず、軍艦も、
おろか客船も作れず、結果は膨大な赤字が残っただけ・・・・・
この記事長いが最後の数行が絶妙だ…、韓国・朝鮮人にこれができればの話だが
有史来二千年の国民資質を根本的に変えることだから・・・!!

今日の歴史(2月17日)
2016/02/17 00:00文字拡大  文字縮小  印刷 twitter  facebook

1933年:朝鮮貿易協会が設立
1960年:金浦空港の国際線庁舎がオープン
1962年:第1次経済開発5カ年計画が確定
1988年:南極に世宗科学基地が完成
2004年:ソウル大医学部の閔丙九(ミン・ビョング)教授チームが
             心臓まひの患者に体外から酸素や血液を供給する
             生命救助装置を開発
2008年:大統合民主新党と民主党が統合し統合民主党(現・共に民主党)を
             結成
2014年:慶尚北道・慶州郊外のリゾート施設にある講堂の天井が崩落し
             大学生ら10人死亡、100人以上が負傷

「あえぐ造船民国、サービス業融合で体質改善を」=韓国(1)
2016年02月16日11時16分 [ 中央SUNDAY/中央日報日本語版]

  「偉大な造船民国はどこへ行ったのだろうか」。

ジム・コリンズのベストセラー
「偉大な企業はみなどこへ行ったのか」
(韓国語題、原題「How the Mighty Fall」)は
主要企業60社を分析し、偉大な企業が没落する5段階を導出した。
慢心、欲、危機の否定、救援摸索、没落だ。
かつて天下に号令した韓国の偉大な造船企業はこのうちどの段階だろうか。
現代学院理事長で韓国科学技術院(KAIST)海洋システム工学専攻研究教授の閔季植(ミン・ゲシク)氏(74)は4段階(救援の摸索)と話す。
日本を押さえ世界1位に上がるとすぐに慢心し、無理に海洋プラント産業に欲を
出して危機に陥り、これを否定して「わらでもつかもうとあえいでいる段階」に
到達したという診断だ。

実際に韓国の造船産業はすでに4年にわたり中国に1位の座を明け渡しており、
現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋のいわゆる「ビッグスリー」の
昨年の赤字規模は8兆ウォン(約7544億円)に達する。
2001年から10年間現代重工業の最高経営責任者(CEO)を務め
年平均27.4%成長の神話を作った閔季植理事長。
彼はいま危機をどのように見つめているだろうか。
KAISTの執務室で会った閔理事長は企業家精神の再武装と造船産業の
体質改善を回答として提示した。

  ――韓国造船産業の状況が悪化した理由は。

「表面的には海洋プラント事業の不良だが、根本的に“現代精神”が不足しているためだ。
現代精神は故鄭周永(チョン・ジュヨン)現代グループ名誉会長の企業家精神を
表現する単語だ。
造船業が世界1位となった後が安逸だった。未来を準備するための新しい試みは
抑制する雰囲気だ」

  ――現代精神の事例を挙げるなら。

「鄭名誉会長がシベリア資源を開発しようとした時だ。
当時韓国からシベリアに行くには1週間かかった。
東京に行き週1回運航される飛行機に乗りまずウラジオストクに行き、そこから
汽車に乗って行かなければならなかった。鄭名誉会長はシベリア資源開発の
ためには蔚山(ウルサン)からシベリアまで8時間以内で走破する高速船が
必要だと考えた。
現代重工業特船事業部が2カ月にわたり全世界を探し高速船設計を模索した。
だが当時は世界的にも設計能力が不足していたようだ。
あきらめるしかない状況で鄭名誉会長は私たちに直接作れと指示した。
グループレベルで全幅的な支援が続いた。
海外だけで可能な数多くの性能試験支援だけでなく航路開拓のための専用船も
渡した。
いまだに鄭名誉会長が不可能に見えたことを可能にし、
『おい、髪の白い学者さん、私がどうやったかわかるか?』と尋ねていた記憶が
ある。いまはこのように不可能を可能にする精神が不足している」

  ――企業家精神が不足して造船業界が機会を逃したということか。

「そうだ。現代重工業で働いていた時に韓国鉄道車両(現・現代ロテム)という
会社が売りに出された。
現代精工、大宇重工業、韓進重工業の鉄道車両事業部門が現物出資して
設立された会社だ。
160億ウォンの売り物だったが一時80億ウォンまで値が下がった。
社内で積極的に買収を主張したが内部の反対を乗り越えることができなかった。
12年間赤字の企業という理由からだ。過去の赤字が重要なのではなく、買収後のシナジーが重要だが、造船会社にはこれを見る目がなかった。
造船技術を組み合わせれば釜山(プサン)からシベリアを経て欧州まで行く鉄道を開発できる。
ハイニックス半導体(現SKハイニックス)も同じだ。
工業用システムLSI半導体とセンサー開発技術はハイニックスだけが
持っていた。
サムスン電子は売り上げ規模が小さいという理由で、LGエレクトロニクスは
関連技術がないという理由で該当チップを開発しなかった。
これを造船技術と組み合わせたとすればいまごろ海洋プラント不振による損失を
ある程度挽回できていたかもしれない。
実際にハイニックスの昨年の営業利益は5兆ウォン前後と推定される」
(中央SUNDAY第466号)

「あえぐ造船民国、サービス業融合で体質改善を」=韓国(2)

  ――首脳部の政策ミスという意味か。

「否定しがたい。ハイニックスを買収しようと財政経済部(現企画財政部)と
ロボット産業協会の人脈を総動員して5年間にわたり水面下で作業を進めた。
SKが買収した価格の半分ほどである2兆ウォン以下で買収する機会があったが、当時共同代表理事だった崔吉善(チェ・ギルソン)会長と李載星(イ・ジェソン)社長が反対した。
彼らはソウル大学出身のプライドがとても強く他人の話に耳を傾けなかったり、
財務専門家で造船業の実務を知らなかった。
造船会社のCEOは法学部・商学部専攻より工学部専攻者が必要だ。
会社が厳しいからと研究開発人材を大規模リストラしたのも大きな判断ミスだ。
核心研究開発人材をすべて放り出してどのように会社が技術を開発できるのか
わからない」

  ――中国の造船業も恐ろしい勢いで追い上げている。

「私がいた時から中国は国家的に造船業を準備した。
胡錦涛前国家主席が現代重工業を訪ねてきたのが実に5回だ。江沢民元主席、
李克強首相も現代重工業を訪問した。
中国上海交通大学で電気学を専攻した江沢民元主席の鋭い質問は
現代重工業役員陣には答えるのが難しいほどだった。
具体的な返事が可能な私に江沢民元主席を直接随行するよう要請が入って
きたりもした。
韓国の造船業界に対する中国の情報力は驚くべき水準だった。
韓国の造船会社の高級役員がいつ名誉退職するのか役員本人より先に把握し
スカウトを提案するほどだ。
私も現代重工業会長年俸の3倍以上を提示されたことがある」

  ――いま改めてスカウトの提案が来たなら。

「さらに何回か連絡が来たが、私にスカウトの話はしないように言った。
人は晩節を汚してはならない。
仮にも韓国代表企業のCEOを務めたという人がいくばくかの金で中国に
行くというのは見苦しいと思う」

  ――それでは韓国企業からスカウトの提案があれば受け入れるということか。

「CEOの道徳的責任を考慮すればすぐに競合企業に行くことはできない。
現代重工業の場合、スカウトの提案が来たとしても共同代表理事体制では
働きにくい。
造船産業はあらゆる分野と関連があるため一部の部門だけ引き受ければ新技術を
開発するのに限界がある。ただし科学者としていま研究している技術が
死蔵されるのは残念なので退任から10年が過ぎれば(競合企業への移籍も)
考慮してみたい」

  ――造船業の危機克服案は。

「造船業に対する新しい定義が必要だ。これまで造船業は製造業だった。
造船業をサービス業と製造業を融合した産業として改めて
定義しなければならない。
造船業に電機電子制御工学や自動化制御技術を組み合わせれば製造業と
サービス業を融合できる。船舶を建造して引き渡すのにとどまるのではなく、
すでに販売した船の故障の兆候をあらかじめ把握し船を修理するサービスを
導入する形だ。
船には数えきれないほど多くの機械が使われる。使用料をもらって船を
修理するなら船舶引き渡し後も持続的な付加価値を創出できる。
CEOをあと2年だけやってサービス業融合を推進していたなら現在のように
現代重工業が揺れたりしなかっただろうという後悔もある」
(中央SUNDAY第466号)

「あえぐ造船民国、サービス業融合で体質改善を」=韓国(3)

  ――いま主要造船会社のCEOに選任される機会が来たなら何を推進するか。

「KAISTで研究中している船舶燃料費削減策が相当部分進んでいる。
コンテナ船維持運営費の80%以上が燃料費という点を考慮すれば、燃料費の
効率を上げる場合には数年後には船を1隻買えるお金が浮く。
こうした技術が商用化されれば新市場が創出されるだろう。燃
料費が15%節約できる船が出ると考えてみよう。
既存の船では燃料費が耐えられずすべての船を新しく作らなければならない。
造船会社の立場では巨大な市場が創出されることになる。
このように世界と競争して勝つことができるまったく新しいアイデアを推進する
考えだ」

  ――造船業危機克服に向けた政府の役割は。

「そのままそっとしておけば良い。市場の自律に任せろという意味だ。
過去に政府はうまくいっていた造船産業と繊維産業に突然“斜陽産業”という
レッテルを貼り厳しい状況に追いやった。
造船業が世界1位に上がれば今度は“煙突産業”として環境を害するかのように
表現した。
金泳三(キム・ヨンサム)政権、金大中(キム・デジュン)政権、
盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権、李明博(イ・ミョンバク)政権で
国家新成長動力選定のための会議に出席したが、
情報技術(IT)、
ナノ技術(NT)、
バイオ技術(BT)産業でなければ話も切り出せない雰囲気だった。
造船業が厳しいからと政府が支援する必要もない。
企業がうまくいかず経営が悪化したならつぶれるようにして
おかなければならない。
ゾンビ企業は整理するのが健全な資本主義経済体制だ。
無理に“構造調整企業”のレッテルを貼らなくても勝手につぶれる」 

  ――現代学院理事長として学生に最も強調する部分は。

「幼少時に父から学んだ3つの人生観を強調したい。
最初に、万人平等だ。
朝鮮は身分により人を差別し人材を登用できず没落した。
2番目に凡人思想だ。
父は幼い時から私にお前程度の人は世の中にいっぱいいるので
努力しろと強調した。
3番目が自主精神だ。他人の力で何かをすることを考えず自分の手で
やらなければならないということだ。
時々学生たちと会えばこの3つを話す」

  ――国家経済発展のための助言を残すならば。

「韓国の国民性には長所が多い。勤勉でまじめに働き情に厚い。
ただし3つ問題がある。これだけ直せば韓国は世界的な民族になるだろう。
まず他人に対する配慮が足りない。相手の立場を考慮しようとしない。

2番目に公正な競争(フェアプレー)に対する認識が足りない。
いくらライバルでも無条件で足を引っ張る行為はしてはならない。

3番目に大局的な態度が足りない。
小さな問題に命を賭けて戦ってはならない。遠大な目標を成し遂げるには小さな
部分は犠牲にしたりあきらめること知らなければならない」

(中央SUNDAY第466号)

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