あの、『太陽政策』の後、朝鮮半島に何が起きたか韓国は忘れたのか
集団忘却社会、忘れたに違いない。
文大統領は、同じように北朝鮮に『秘密送金』でもするのでは、いや、
もうしてるのでは・・・
韓国も北の地下資源を中国やロシアに奪われたくないだろうし、
経済前のめりで「太陽政策」再び 南北首脳会談に財閥トップら随行
(1/2ページ)【南北会談】
南北首脳会談で訪朝する随行員名簿には、韓国を代表する財界人の
名前がずらりと並んだ。
北朝鮮への制裁が続く中、経済再建を最優先させる
金正恩朝鮮労働党委員長を満足させようとする狙いは明らかだ。
韓国内では、北朝鮮が具体的非核化措置を取らない中、対北経済協力は「時期尚早だ」との見方も強く、文在寅大統領は国会の十分な理解も
得られぬまま、首脳会談に臨むことになる。
「政府が推進する朝鮮半島新経済構想(の実現)がさらに
早められることを期待する」。
韓国大統領府は16日、訪朝団名簿の発表に際してこう強調した。
訪朝する財界人には、4大企業グループのトップらに加えて、
鉄鋼最大手のポスコ会長や金剛山(くむがんさん)観光など
北朝鮮との経済協力事業を進めてきた現代グループ会長も名を連ねた。
IT企業家のほか、経済団体トップらもそろって訪朝する。
サムスン電子の李在鎔副会長は、朴槿恵(パク・クネ)前大統領への
贈賄罪などで公判中であることについて、大統領府は
「裁判は裁判で、仕事は仕事だ」と説明した。
SKやLGなど財閥グループトップは2000年や07年の
首脳会談でも平壌に随行しており、「太陽政策」の下、
対北経済協力が主眼だった当時の金大中(キム・デジュン)、
盧武鉉(ノ・ムヒョン)両大統領と金正日(キム・ジョンイル)
総書記との会談の“再演”を見るかのようだ。
(2/2ページ)【南北会談】
ただ、大きく事情が異なるのは今回、北朝鮮は国際社会による
厳しい制裁のまっただ中にあることだ。
北朝鮮は、文政権が米国の「顔色をうかがって」4月の首脳会談で
協力策を盛り込んだ「板門店(ぱんむじょん)宣言」の履行にも腰が
引けていると繰り返し批判してきた。
文政権が財界人の同行にこだわったのは、この反発をかわす
狙いがあるとみられる。
文政権は、板門店宣言に法的拘束力を持たせるため、今回の会談前に
国会の批准を得ようと試みてきたが、野党の反対に遭って会談後に
先送りされた。
大統領府は、国会の正副議長や全ての野党の代表にも同行を
要請したが、対北経済協力に批判的な「自由韓国党」など主要野党の
代表らに拒否された上、与党出身の文喜相(ヒサン)議長にまで
国会会期中を理由に断られた。
今回の会談で文大統領に求められているのは、国際社会による
制裁が続く中での経済協力の“空手形”ではなく、北朝鮮から
非核化の具体的行動の約束を引き出すことだといえそうだ。
(ソウル 桜井紀雄)
集団忘却社会、忘れたに違いない。
文大統領は、同じように北朝鮮に『秘密送金』でもするのでは、いや、
もうしてるのでは・・・
韓国も北の地下資源を中国やロシアに奪われたくないだろうし、
経済前のめりで「太陽政策」再び 南北首脳会談に財閥トップら随行
(1/2ページ)【南北会談】
南北首脳会談で訪朝する随行員名簿には、韓国を代表する財界人の
名前がずらりと並んだ。
北朝鮮への制裁が続く中、経済再建を最優先させる
金正恩朝鮮労働党委員長を満足させようとする狙いは明らかだ。
韓国内では、北朝鮮が具体的非核化措置を取らない中、対北経済協力は「時期尚早だ」との見方も強く、文在寅大統領は国会の十分な理解も
得られぬまま、首脳会談に臨むことになる。
「政府が推進する朝鮮半島新経済構想(の実現)がさらに
早められることを期待する」。
韓国大統領府は16日、訪朝団名簿の発表に際してこう強調した。
訪朝する財界人には、4大企業グループのトップらに加えて、
鉄鋼最大手のポスコ会長や金剛山(くむがんさん)観光など
北朝鮮との経済協力事業を進めてきた現代グループ会長も名を連ねた。
IT企業家のほか、経済団体トップらもそろって訪朝する。
サムスン電子の李在鎔副会長は、朴槿恵(パク・クネ)前大統領への
贈賄罪などで公判中であることについて、大統領府は
「裁判は裁判で、仕事は仕事だ」と説明した。
SKやLGなど財閥グループトップは2000年や07年の
首脳会談でも平壌に随行しており、「太陽政策」の下、
対北経済協力が主眼だった当時の金大中(キム・デジュン)、
盧武鉉(ノ・ムヒョン)両大統領と金正日(キム・ジョンイル)
総書記との会談の“再演”を見るかのようだ。
(2/2ページ)【南北会談】
ただ、大きく事情が異なるのは今回、北朝鮮は国際社会による
厳しい制裁のまっただ中にあることだ。
北朝鮮は、文政権が米国の「顔色をうかがって」4月の首脳会談で
協力策を盛り込んだ「板門店(ぱんむじょん)宣言」の履行にも腰が
引けていると繰り返し批判してきた。
文政権が財界人の同行にこだわったのは、この反発をかわす
狙いがあるとみられる。
文政権は、板門店宣言に法的拘束力を持たせるため、今回の会談前に
国会の批准を得ようと試みてきたが、野党の反対に遭って会談後に
先送りされた。
大統領府は、国会の正副議長や全ての野党の代表にも同行を
要請したが、対北経済協力に批判的な「自由韓国党」など主要野党の
代表らに拒否された上、与党出身の文喜相(ヒサン)議長にまで
国会会期中を理由に断られた。
今回の会談で文大統領に求められているのは、国際社会による
制裁が続く中での経済協力の“空手形”ではなく、北朝鮮から
非核化の具体的行動の約束を引き出すことだといえそうだ。
(ソウル 桜井紀雄)
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