これで共倒れ確実か、韓国

２０年前のあの金大中の訪朝が再現されたわけだ。
だが、その後北朝鮮の核開発が進んだだけ、今回はインフラ整備に
金と労力を韓国は費やすわけだ。

世界の目を意識し歓迎を演出　
金正恩氏「みすぼらしいでしょう」とへりくだる場面も

【南北会談】

百花園迎賓館に到着した韓国の文在寅大統領夫妻を出迎える北朝鮮の
金正恩朝鮮労働党委員長夫妻＝１８日、平壌（平壌写真共同取材団）

【ソウル＝桜井紀雄】

北朝鮮の首都、平壌は１８日、韓国代表団への歓迎ムード一色に
包まれた。
専用機から降り立った文在寅（ムン・ジェイン）大統領と
金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長が固く抱擁し合う
場面から生中継されたこともあり、世界の目を意識した入念な
演出を準備したようだ。

専用機が到着した平壌国際空港では、カラフルなチマ・チョゴリを
着た女性ら平壌市民が北朝鮮国旗や朝鮮半島を描いた「統一旗」を
振り、赤じゅうたんを歩く両首脳に「万歳」の大歓声を送った。
金正恩氏の李雪主（リ・ソルジュ）夫人も出迎えに現れた。
国際慣習を意識し、ソフトイメージを演出した形だ。
「文在寅大統領を熱烈に歓迎します」と書いた看板も掲げられた。

金永南（ヨンナム）最高人民会議常任委員長や
崔竜海（チェ・リョンヘ）、金英哲（ヨンチョル）両党副委員長ら
幹部も並び、一人一人文氏と握手した。
特設舞台も設置され、両首脳は朝鮮人民軍儀仗（ぎじょう）兵の
一糸乱れぬ行進を閲兵した。

文氏が宿泊する百花園（ペククァウォン）迎賓館では、金正恩氏が
自ら施設を案内し、「発展した国に比べると、みすぼらしいでしょう。できる限りの誠意を尽くしたい」とへりくだる場面もあった。

市内は交通規制され、市民を動員した歓迎は街中のパレードでも
続いた。
中心部の平壌大劇場も統一旗のマークで飾り付けられた。

李夫人は歌手出身、文氏の金正淑（ジョンスク）夫人は学生時代に
声楽を専攻したという共通の関心から午後には、両夫人が
金元均（ウォンギュン）名称音楽総合大学などを訪れ、
ファーストレディー交流も行われた。