2018年9月24日月曜日

対馬の仏像を日本に返そう

今日の朝鮮日報は、何、対馬の盗難仏像で韓国で開かれる大高麗展が
危うい状態だというのか!!
何を言う、器が小さいとかいう前に「己の身の程を知れ」。
まず、信用しがたい、韓国に渡れば想像もしない言い分・主張を
繰り出しまず返さない、裁判所で出国禁止措置をとり、まず留め置く
相手国が根を上げるのを待つ性分か~~??
日本の『風神・雷神」の襖絵なんか日本に無い、けど日本は返せとは
言わない、戦後米国に接収された日本刀の名刀『正宗』も行方不明と
なってるがそれだっていわない。
対馬の仏像は韓国人の窃盗団が盗んだものだ、韓国は倭寇が
盗んでないという証拠を出せとか言うが、逆に盗んだという証拠を
だせよ。
高麗展何ぞ開いてる余裕があるのか、もうすぐ消滅する国が・・・
 
【寄稿】対馬の仏像を日本に返そう

2012年10月に韓国人窃盗団が日本の対馬から2体の仏像を盗み出し、

韓国に持ち込むという事件が起こった。その後、
韓国国内では「この観世音菩薩(ぼさつ)座像はあくまで盗品で
あるため、国際条約に従って返還すべきだ」という意見と、
「高麗末に倭寇によって略奪された可能性が高いので
返還すべきでない」という両方の意見が対立し、6年にわたって
裁判所で保管されるという異常事態が続いている。

海外に存在する韓国の文化財について20年以上にわたり実態調査を
行ってきた筆者の立場からすると、この観世音菩薩座像を巡る論争は
あまりにも感情的になっているように思える。しかも一連の経緯から、この問題が韓国と日本の感情的な争い、あるいは行き過ぎた
愛国主義という別の形に変質してしまうと、海外に残る文化財の
還収にも何らプラスにならない。
文化財の還収は国民全体が望んでいるが、一方でこれは国家次元の
問題であり、国同士による外交的な話し合いによって解決するしか
ない問題だ。感情や個人の活動によって解決できるような
性質のものではないのだ。

国立中央博物館が今年12月に開催予定の高麗建国1100周年記念特別展

「大高麗展」を準備する過程で、対馬の仏像を巡る韓国での
裁判所判決の影響もあってか、日本の寺などが高麗時代の仏画などの
貸与に消極的になっているとの話も聞こえてくる。また対馬の
厳原港周辺のおよそ30ある土産物店のうち、7店では
「韓国人立ち入り禁止」という張り紙が貼られているそうだ。

たとえ貴重な文化財であっても、それがどのような経緯で日本に
渡ったかは確認されていない。
倭寇が仏像を略奪した可能性ももちろん考えられるが、
断定はできない。
しかも窃盗犯が盗んできた盗品について
「われわれのものだから手に入れた経緯や方法に関係なく無条件で
取り戻すべきだ」などと主張するのは、文化財を取り戻す
正当な行為とは言えない。問題の観世音菩薩座像は今後も
「日本から盗んできた仏像」というレッテルが貼られるため、信仰の
対象として崇拝するのも難しくなるだろう。

韓国で作られた仏像を日本人が長い間保管し、信仰してきたという
事実を軽く考えるべきではない。今後はわれわれも自ら
とらわれている思い込みから抜け出し、浮石寺自ら中心となって
観世音菩薩座像を対馬に堂々と返還すべきだ。
これが実現すれば韓日関係を改めて発展させる素晴らしい
きっかけにもなるだろう。

パク・サングクさん(韓国文化遺産研究院長)
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

【コラム】器が小さい日本の文化庁

今年5月、是枝裕和監督が手がけた映画『万引き家族』が
カンヌ国際映画祭の最高賞「パルム・ドール」に輝き、
「『うなぎ』(今村昌平監督)以来21年ぶりの快挙」と日本列島が
揺れた。ところが、
いつもは自国の文化芸術・スポーツが国際舞台で大きな賞を
もらうたびに熱い賛辞を送っている安倍晋三首相が今回は沈黙した。
是枝監督は安倍首相に批判的で、この作品は日本社会の暗い面を
描いているという理由からだった。
「クール・ジャパン」
(cool Japan=日本文化を世界に伝えようという日本政府の
プロジェクト)を唱える日本の首相が器の小さいリーダーで
あることを示すものだ。

ところが今、日本の文化財の世界にも、同様の「器の小ささ」が
広がっている。
この1年間の大阪研修で知り合った関西の博物館関係者は
「今の雰囲気は最悪だ」と言った。
「対馬の仏像」による日本国内の反韓感情が深刻なためだ。
韓国の窃盗犯たちが対馬から高麗時代の仏像を韓国に持ち込んだが、
これを忠清南道瑞山市の浮石寺に引き渡すよう命じた韓国の裁判所の
判決に基づき、現在まで日本に
返還されていないというのが事の発端だ。

被害は韓国の博物館に及んでいる。特に高麗建国1100周年を迎えて
今年12月に開催される予定の「大高麗展」がこの直撃を受けている。
国立中央博物館は、開放的かつ独創的な文化を築いた高麗の総体的な
面を見せるため、世界各国に散らばっている高麗時代の名品を
集めているところだ。
多くの名品が日本にあるため、日本側の協力が緊要だ。しかし、
一部の寺や私立博物館は窓口すら閉ざし、国立・市立博物館も
「日本の重要文化財に指定されている最上級の名品は貸せない」と
難色を示している。

日本のある学芸員は「韓国とは関係を維持しなければならないので、
私たちも貸し出したい。だが、
文化庁が許可を出してくれないので困っている」と言った。
作品を所蔵している機関が貸し出したいと言っているのにも
かかわらず、日本の文化庁が「ノー」と言っているというのだ。
日本では、国が指定した国宝や重要文化財を海外に持ち出す場合、
政府の許可を受けなければならない。最上級の文化財である
高麗青磁や経典、螺鈿(らでん)漆器数点が日本の重要文化財に
指定されている。政府が許可しなければ、高麗展に出品もできない。

対馬から盗まれた仏像は今からでも返すのが当然だ。
略奪について確証がないのにもかかわらず盗品を返さないがために、
必要な交流まで足を引っ張られているのだ。しかし、
所蔵者個人の意志ではなく、政府が上から貸し出しを阻んで
いるのなら、これは別次元の問題だ。
高麗青磁は日本の重要文化財である前に高麗の遺産であり、
子孫である韓国人たちには鑑賞する権利がある。
たった1つの判決を口実に正当な文化財交流まで妨害するのは、
問題をさらに大きくするだけだ。表では
「クール・ジャパン」を唱えながら、裏では
「アンクール」(uncool)な日本政府の後姿が苦々しい。

世論読者部=許允僖(ホ・ユンヒ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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