2018年12月6日木曜日

「反日の代償」は高い

判決も朝鮮人らしい判決だが、この事案で感じる事は韓国政府、
大法院、民間弁護団、三者三様それどれが独自に動き回ってる事だわ。
民間弁護団が金銭欲のため、住金の資産差押さえに走れば日本の報復が
始まる。
韓国にある住金の資産と日本にある韓国全部の資産と引き換えに
出来るほどの事案か、報復制裁はこれだけじゃない。
韓国製造業に対する輸出をストップすれば韓国経済崩壊だ。
 
【コラム】「反日の代償」は高い

事故や災害で被害が予想されるのにもかかわらず、
「大したことないだろう」と思っているうちに惨事となる現象の
原因を、社会心理学者たちは「正常性バイアス」(Normalcy bias)という言葉で説明する。
過去に何度も経験した時の記憶にとらわれ、より大きな危機に
直面しても、自分にとって大したことない状況だと認識しようとする
心理的傾向は「経験の逆機能」の1つだ。
日本に対する文在寅(ムン・ジェイン)政権の対応はこれに
当たるのではないかと強い疑問と不安を抱いてしまう。

10月30日の徴用被害者(徴用工)に対する韓国大法院(最高裁判決)は極めて「大韓民国の裁判所らしい」判決だ。
外交条約にまで口出しできる司法権を持つ裁判所は、
経済協力開発機構(OECD)加盟国にはほかにないと聞いた。
約50年間にわたり維持してきた合意や約束を覆せば相手が反発して
関係が悪化するだろう、ということは誰もが知る事実では
なかったのか。ところが、
韓国外交部(省に相当)は「日本側の過度な反応を遺憾に思う」と
言い返した。ほおを殴っておきながら、殴られた人が腹を立てるのを
非難するのと同じだ。

韓日関係が悪化すると、これまで例外なく代償を支払ってきた。
代表的なケースとしては韓日漁業協定がよく挙げられる。

金泳三(キム・ヨンサム)大統領退任1カ月前だった1998年1月23日、
アジア通貨危機や政権交代期に乗じて、日本政府は協定破棄を
一方的に通知してきた。
続く金大中(キウ・デジュン)政権は「無協定状態」を避けるため、
日本が要求する通り独島(日本名:竹島)周辺の「共同水域」を
譲歩するしかなかった。これらは、
金泳三大統領の「日本の性根をたたき直してやる」といった発言など、度を超えた対日強硬外交が生んだ惨事だという話が伝説のように
言い伝えられている。

金大中政権は韓日友好ムードを生み出したが、日本人を誘拐した
辛光洙(シン・グァンス)元北朝鮮工作員を日本側の要請を無視して
北朝鮮に送還すると、日本政府は在日韓国人系銀行設立拒否や
情報共有拒否で対抗した。
その後も日本側は通貨スワップ中止など金融制裁という切り札を
随時使用してきた。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領時代には、同大統領が
「外交戦争も辞さない」と宣言するや、在日韓国人に対する
税務査察強化・留学生研修支援中止といった措置が新たに取られた。

今、日本の世論は、もはやこれ以上悪化しようがないというほど
悪化している。
徴用被害者判決に続き、慰安婦問題解決のために発足した
「和解・癒やし財団」まで解散となり、最悪の韓日関係は奈落に
沈んでいる。日本側では
「韓国は国家としての体をなしていない」というは極端な発言が
飛び出し、韓国と顔を合わせるのが嫌だと言って韓日議員連盟を
脱退した議員もいる。
安保・軍事情報を断とうという声があるかと思えば、
ビザ免除措置廃止などの措置を取ろうという動きもある。
目に見えない規制や支援中止は既に始まっている。

明白なのは、時間が経つにつれて悪化しているという事実だ。
「歴史問題疲労症候群」や「中国傾斜論」などの失望が度重なり、
韓国から離れようというムードの中、日本の方から先に各協定の
廃棄に動くと言い出してもおかしくない状況になっている。
韓国政府の外交責任者たちは
「日本はあってもいいが、なくても大した不便はない国」くらいに
思って扱っている。

大法院初の判決後、沈黙を守ってきた
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1日、初めて韓日関係の
「未来志向」を強調しつつ、「歴史問題は別」とクギを刺した。
李洛淵(イ・ナギョン)首相は「関係部処(省庁)や専門家と
協議して対応策を打ち出す」と言ったが、
1カ月たってもなしのつぶてだ。
「韓日関係なんていつもそんなものだ」
「米国が両国間の調整に乗り出してくれるだろう」。
韓国外交部の官僚たちの本音を聞いてみると、これまでの
パターン通り時間が経てば解決するだろうという
「正常性バイアス」にとらわれている。
国際舞台でこれまで韓国支持の立場をとってきた日本が態度を
変えた時、韓国に本来の外交力がどれだけあるのか、
すぐに明らかになるだろう。

鄭権鉉(チョン・グォンヒョン)論説委員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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