そう、日本も今年の秋から冬にかけて再発生が考えられる、何としても今年の夏の
終わりには殲滅しとかなきゃ来年延期された五輪もあやうくなる。
【萬物相】コロナの第2次大流行
人間であれ動物であれ、狂犬病にかかるとほとんどは生き続けることはできない。
致死率がほぼ100%で、歴史的に見ても感染病の中では最高だ。
狂犬病に匹敵する致死率をエボラ出血熱が記録した。
1976年にアフリカ中東部で初めて発生が確認された当時、358人が感染し325人
(90.7%)が犠牲になった。2014年に感染が絶頂に達したが、その後ワクチンの
開発などで最近は患者数が大幅に減少した。
しかし世界保健機関(WHO)によるエボラ終息宣言を3日後に控えた今月10日、
コンゴで新たな感染者が再び発生し非常事態になっている。
一度流行した感染病が再び猖獗(しょうけつ)し、より大きな被害を出したケースが
スペイン風邪だ。1918年春に米国や欧州などで大流行し、夏になっていったん落ち着いたが、その年の秋に第2次の大流行が起こり世界中で5000万人の命を奪った。
英国では第2次流行当時の致死率が第1次の5倍に達した。
ただしスペイン風邪は特別なケースだ。
漢陽大学医学部のイ・グンファ教授によると、
重症急性呼吸器症候群(SARS)・中東呼吸器症候群(MERS)・ジカ・ウイルスなど、
ほとんどの感染病で第2次の大流行が起こったケースはほぼないという。
しかし今回のコロナ事態はスペイン風邪のように進行するとの見通しが相次いでいる。米モルガン・スタンレーは
「今年11月ごろに第2次の波が流行し、来年3月まで続くだろう」と予想しており、
米国立感染病研究所長も「経済は5月から段階的に再開したとしても、ウイルスは
今年秋に再発するかもしれない」との見方を示している。
何よりも心配なのはコロナウイルスの非常に強い生命力だ。
「セ氏60度で1時間が過ぎても引き続きウイルスの複製が起こっている」との
研究結果が先日の国際学会で報告された。
今南半球は夏の後半だが、それでもコロナによる非常事態が続いている。
ブラジルの患者数は4万人、ペルーとエクアドルでは1万人を上回っている。
暑さもコロナの前ではお手上げだ。
ワクチンであれ治療薬であれ、どちらかがあれば第2次の流行を阻止できるが、
どちらも開発に時間がかかっている。
ワクチン・治療薬開発のスピードよりもウイルス変異のスピードが早いという事実も
懸念されている。ここ4カ月の間に4300種以上の突然変異ウイルスが発見されており、その中にはこれまで知られたものより270倍も多く増殖する変種もあるという。
ワクチンや治療薬が開発されても、変種が立て続けに発生すれば、その効果は
どうしても下がってしまう。
韓国国内におけるコロナの新たな感染者数は昨日は4人にまで減少した。
海外で感染し国内に流入したケースまで合わせても、新たな感染者数は10人前後だ。
患者数が最も多いときの1-2%レベルだ。しかしこの日、
防疫当局は「コロナとの戦争は長期戦であり、再流行は避けられない」と警告した。
手洗い、マスクの着用、ソーシャルディスタンスなど、どれ一つ取っても緊張を
緩めるときではない。
朴恩鎬(パク・ウンホ)論説委員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
0 件のコメント:
コメントを投稿