2011年12月29日木曜日

艶ばなし 笑い話

民話  艶色ばなしより


             回船問屋の女房

江戸時代も半ばの頃、ある回船問屋の女房おさだは、下男の竹蔵と下女のおゆみとの仲がしっくりいっとるのをにがにがしく
思っておったそうな。
「祝言もあげちょらんのにベタベタして、毎夜裏の蔵へしけこんではなにやらいたしておる、うちの亭主なんぞ、仕事、仕事
と、月にいっぺんもかもうてくれん」
おさだは今日も独り言いいながら、板塀のしたからのぞいている二人の足にエイッとばかりに水をまいとった。
あるとき体のうずきがたまらず、竹蔵の体を味わってみとうなったおさだは一計をくわだてたそうな。
夕刻から急におゆみに用事をいいつけ、いそいそと若い二人があいびきに使っている蔵のなかへいっていき,竹蔵をまって
おった。
まもなくはじまる竹蔵とのまぐわいを思うて体の芯さジンジン痺れておった、股に手をやるとグッショリ濡れた中に、
なにやらヒクヒクとケイレンしておる。しばらくすると、
「おゆみや、いるかい」
ソロリ、ソロリと、戸が開いて、男の影がいッてきた。
おさだは、声の主の手を無言で引っぱっていきなり自分のあたたかく,湿ったところへもってった。
そして両の手で男の一物をゆっくりにぎりしめたそうな
。。。。内の亭主と比べたら、やっぱあ、若い方がええだな。。。。
おさだは、たまらなくなって、手にしておったものをいきなり口に含んだ。
「おお、おゆみ、そんなことまでしてくれんのかい、うれしいね、んじゃ、こんどは私が、
しっかりええことをしてやっかんな」
男はおさだの口から己の一物をヌルヌルと引き出して,女陰のまわりを、ソロリ、ソロリと長い間なでつけた。
おさだがじれたって何とか中にいれるや、男は胸にうつびし、はげしすぎるほどに腰をゆすった。
おさだは何もかもがよかった。
声をだしては、おゆみでないことがばれてしまう、と思っておし黙っていた声が、たまらなくなって唇のすきまから
「ああ。こんなに。。いぐ。。いぐ。。。。」
いままで、おゆみ。。おゆみ。。とつぶやいていた男もとうとう感きわまって、
「おさだ。。。。いぐっ」
最後の声は聞き覚えのある声じゃった。

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