2012年7月24日火曜日

薬効果物 カボス



薬効果物 カボス

分類  ムクロジ目   ミカン科   ミカン属   カボス

和名  カボス

食品カロリー栄養素成分表/栄養価
香橙(100g中) -かぼす・カボス-

熱量(カロリー) 25kcal
タンパク質 0.4g
ビタミンD 0μg
脂質        0.1g
ビタミンE 0.1mg
炭水化物 8.5g
ビタミンK 0μg
βカロテン 10μg
亜鉛        微量
レチノール 0μg
カリウム 140mg
ビタミンB1 0.02mg
カルシウム 7mg
ビタミンB2 0.02mg
       0.1mg
ナイアシン 0.1mg
       0.03mg
パントテン酸 0.15mg
マグネシウム 8mg
ビタミンB6 0.03mg
マンガン 0.04mg
葉酸        13μg
リン        8mg
ビタミンB12 0μg
食物繊維 0.1g
ビタミンC 42mg
コレステロール 0mg


カボス(臭橙、香母酢、学名:Citrus sphaerocarpa)は、ミカン科の常緑広葉樹、
または、その果実。柑橘類のひとつ。

特徴
ユズの近縁種で、枝には鋭い刺がある。果実は緑色のうちに収穫するが、熟すと黄色くなる。果肉は黄白色で、多汁であり酸味が強い。果汁を搾って食用とする。
スダチ等と混同されがちだが、果頂部の雌しべの落ちた跡の周囲がドーナツ型に
やや盛り上がるため外観からも容易に区別できる。
また、カボスの果実がひとつ100 - 150グラム程度であるのに対して、
スダチは30 - 40グラム程度と、大きさもまったく異なる。

由来
主産地である大分県臼杵市では、江戸時代に宗源という医者が京都から苗木を
持ち帰ったのが栽培の始まりと伝えられている。
臼杵市内には、かつて樹齢300年と言われた古木があり、
現在も樹齢200年前後の古木が残っているが、大分県外にはこのような古木はない。
このため、大分県原産とする説がある。

生産
2007年の日本全国の総収穫量は5,175t。
都道府県別の収穫量は、大分県(5,019t)、愛媛県(144t)、宮崎県(17t)の順で、
大分県が全国の97%を占める主産地となっている。
また、カボスには表年と裏年があり、表年に当たった2009年の大分県の出荷量は約6,600t。2010年は約4,200tと予想されている。
大分県内では、臼杵市、竹田市、豊後大野市、国東市での生産が多い。
出荷期は、ハウスものが3 - 7月、露地ものが8 - 10月で、
10月中旬 - 2月には貯蔵ものが出荷される。

利用 [編集]
カボスの果汁は、酸味に富むとともに独特の香りを有しており、
刺身や焼き魚等の薬味として、あるいは鍋料理のポン酢や、酢の物等の調理に用いられる他
大分県では、味噌汁、麺類、焼酎などにも少し果汁を垂らして風味を付けることもある。
果汁を手で絞る時には、縦に4つに切って、切り口を上に向けて両方からじわじわと
つまむと、種を落とさず、皮の香りも加えることができる。
また、果汁や果肉を用いた調味料、ジュース、清涼飲料水、氷菓、スナック菓子、和菓子、
洋菓子、酒類等の加工品も販売されている。
大分県では、ブリ等の魚類の飼料にカボスを加えると、カボスに含まれるポリフェノールの
効果で、切り身の変色や臭みを長時間抑えることができることから、
カボスを加えた飼料で養殖したブリやヒラメを「かぼすブリ」、「かぼすヒラメ」として
売り出す予定である。

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