2012年9月11日火曜日

薬効植物 月桂樹



薬効植物 ゲッケイジュ
分類 クスノキ目 クスノキ科 ゲッケイジュ属 ゲッケイジュ

和名 ゲッケイジュ(月桂樹)
英名 Bay laurel
ゲッケイジュ(月桂樹、学名:Laurus nobilis)は、クスノキ科の常緑高木。


概要
地中海沿岸原産。雌雄異株。葉に芳香があって古代から用いられた。
ギリシャ神話のアポロンとダフネの物語に由来し、ギリシャやローマ時代から神聖視された
樹木の一つ。古代ギリシアでは葉のついた若枝を編んで「月桂冠」とし、勝利と栄光の
シンボルとして勝者や優秀な者達、そして大詩人の頭に被せた。
特に月桂冠を得た詩人は桂冠詩人と呼ばれる。

利用
食用・薬用
葉、実は、それぞれ月桂葉、月桂実という生薬名を持つ。
葉にはシネオールと呼ばれる芳香成分が含まれ、葉を乾燥させたものをローリエ
(フランス語: laurier)、ローレル(英語: laurel)、ベイリーフ(英語: bay leaf)
などと呼び、香辛料として広く流通している。
民間伝承として、ローリエには以下のような効用があるとされる。

蜂さされやリューマチ、神経痛などへの効果がある。
唾液の分泌を促進し、食欲の増進や消化を助ける。
穏やかな麻酔作用もあるとも言われる。
欧州の伝承療法では、毎朝2枚の月桂樹の葉を食べることで肝臓を強くすることができると
されている。
2001年、カゴメ株式会社総合研究所は、月桂樹の中に、血管を拡張する作用を示す物質が
含まれていることを明らかにした。なお、人体への効果については検証されていないと
いう情報もある。

その他
庭木、公園樹としての利用のほか、葉は料理に、葉や果は薬用として利用される。
芳香成分による臭い付けはできるが空気清浄効果は認められていない。

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