2015年6月28日日曜日

朝鮮人の被害者意識

これが朝鮮人の被害者と加害者の感覚、概念、自己中心自分達の立場だけ
自分達を外の世界から見る事の概念がない。
本来ならば朝鮮半島は帝政ロシア、ソ連、現ロシアか、清国,現中華に
併合され国の存在はなくなっていたはず。
もしも、日本に併合されなかったら朝鮮半島はどうなっていたか
考えたことは、もうとう、ないのだろう。

[書評] 日本の嫌韓派が本当に嫌悪すべきこと
登録 : 2015.06.27 00:28修正 : 2015.06.28 06:29

 『日本の嫌韓派は何を主張しているのか』
 小倉紀蔵著、ハン・ジョンソン訳/ソウル大学日本研究所(2015)

『日本の嫌韓派は何を主張しているのか』 小倉紀蔵著、ハン・ジョンソン訳/
ソウル大学日本研究所(2015) //ハンギョレ新聞社

シン・ヨンボク教授の『談論』にも紹介されているが、1492年の
コロンブスの大西洋横断以降、1600万の中南米先住民が殺害され、奴隷狩りに
遭ってそこに連れて行かれたアフリカ人も1600万に達した。
アングロサクソン系が主導したヨーロッパ人による北米侵略の際には、
4千万人から6千万人の先住民が「民族浄化」された。

ジャレド・ダイアモンドの『銃、病原菌、鉄』によると、8千万人だった

アメリカ先住民の数が100万人に減ったという。

当時のヨーロッパの平均的な生活水準は、インドよりも低かったそうだ。
『日本の歴史観を批判する』(韓国語)などを書いた
宮嶋博史・成均館大学教授も、16世紀まで、もしかしたら18世紀までも、
ヨーロッパの生活水準が中国や朝鮮よりもはるかに低かった可能性が
あるという見解を示した。
コルテスとピサロがアステカとインカ人を殺害して略奪した当時、彼らの
ヨーロッパ文明がアメリカ大陸よりも優れていたという通念は間違っている。
ヨーロッパが優れていたからアメリカやインドなどを植民地として支配できた
わけではなく、植民地支配を行ったからより優越になったのだ。

小倉紀蔵・京都大学教授がソウル大学日本研究所で行った講演と質疑応答の
内容をまとめた『日本の嫌韓派は何を主張しているのか』(韓国語)は、
日本のいわゆる嫌韓とヘイトスピーチの種類と特性、その背景となる思考などを一目瞭然に整理している。
納得できる部分が多いが、嫌韓派の思考を貫く特徴の一つは韓国(朝鮮)または東アジア人に対する根深い優越意識だ。
近代(明治維新)以降形成された日本人の優越意識は、西洋人への劣等意識と
コインの両面をなすものだが、残念ながら、21世紀の今でもその内面に深く
根付いているようだ。
日本国内の嫌韓は、そのような優越意識がもう以前のように通じなくなった
現実に対する戸惑いあるいは危機感から始まった面もあると
小倉教授は指摘する。

優越意識は現在の不均等な現実の反映にすぎない。
日本が過去に優れていたため、朝鮮や東アジアを侵略し、植民地として
支配できたのではなく、侵略して植民地支配を行ったからこそ、優越に
なることができた。
文化や文明の優劣を論じること自体が間違った近代意識の遺産だが、
根拠のない優越意識にとらわれているのは、それを生み出した侵略と略奪の
歴史はまだ清算されなかったからかもしれない。

日本がいつまで過去の歴史問題に対する謝罪を繰り返さなければ
ならないのかと、うんざりしている嫌韓派は、日本の保守右派の主流が
一度でも過去の歴史を真に反省して謝罪したことがあるのかを、
確かめてみてほしい。彼らはむしろ「過去の栄光」を取り戻したがって
いるのではないか。日本による朝鮮半島と中国への侵略過程で、
2千万人以上の住民が虐殺されたと日本の学者たちは推算している。

ハン・スンドン文化部先任記者//ハンギョレ新聞社

近代日本の征韓論者たちは、ロシアが朝鮮半島と満州地域を掌握すれば、
日本が危険にさらされるという「朝鮮半島短刀」論を、朝鮮半島への侵略を
正当化する口実にした。そのとんでもない日本のナショナリズムによって、
朝鮮半島の人々がいかに大きな苦痛と不幸を強いられたのか。
それが残した南北分断と同族間の敵対関係に伴う苦痛と不幸はいまだに
続いている。

近代ロシアの南下を防ごうとした英国と米国は、日本を支援し、日本の
朝鮮半島支配を保障した。
100年が過ぎた今日、日本の右派の主流勢力は、今度は中国の脅威を理由に
米国との同盟を強化している。
日本は再び米国の手先として動いて、1世紀前のように朝鮮半島を
スケープゴートにするつもりなのか。
嫌韓派が本当に警戒し、恥じるべきなのは、これではないのか。

ハン・スンドン文化部先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015-06-25 20:54

http://www.hani.co.kr/arti/culture/book/697618.html 訳H.J

0 件のコメント:

コメントを投稿