2015年8月1日土曜日

無用の端物、韓国

日本はもう、韓国はただの隣国、日本にとってやっかいなお荷物、
それだけの話

【コラム】日中間で孤立する韓国(1)
2015年07月31日09時30分 [中央日報/中央日報日本語版]

私たちは日本の安倍晋三首相の終戦70周年の談話を、韓日関係の
改善か後退かの分岐点だと考えている。
「今回だけは…」という期待も小さくない。しかし
東京に来て2日間の取材をして出した暫定的な結論は、私たちは安倍首相の
演説に「満足しない準備」をしておかなければならないということだ。

彼が終戦談話にどんな内容を盛り込むのかについては、どの専門家も自信の
ある答を出せなかった。ただし
元朝日新聞主筆の船橋洋一・日本再建イニシアティブ財団理事長から、談話に
盛り込む内容を議論し助言するグループの中で2人の強硬右派の意見が
リベラル多数派に抑えられたという話を聞いて少しは期待できる。
慶応大学の添谷芳秀教授は、韓国の期待と安倍首相の基本イデオロギーが
どれだけ調和を作り出すのか注目されるが大きな期待はしていないと話した。

彼は安倍首相が韓日関係をそれほど重要視していないという悲観的な見解を
表明した。

彼は中国にとっても韓国の存在は大きなものではないと話した。
添谷教授も船橋氏も中国の事情に明るい専門家なので、彼らの言葉が尋常では
ないように聞こえる。

安倍談話に劣らず大きな問題は、中国と日本の関係が急流に乗っている中で
韓国が外交的な孤立に陥っているという事実だ。

これは韓中関係が最高だという韓国の外交ラインの人々の幻想、
朴槿恵(パク・クネ)大統領が今年に入って韓日関係改善の意志を見せて
韓日関係改善の展望も明るいという希望事項に基づく期待の結果だ。

外交当局者は国民と、恐らく大統領までが誤った導きをしてきたようだ。
船橋氏によれば9月の訪米を控えた中国の習近平は、米中関係の
改善のためにも日中関係の改善を急いでいると話した。彼によれば最近、
安倍首相の外交策士の谷内正太郎氏が中国を訪問して李克強首相や
楊潔チ外相外交担当国務委員らに会って関係改善に突破口を見出した。
安倍首相は9月初めに中国を訪問し来年初めに習近平の訪日を待つ野心的な
首脳外交の日程を持っている。

南シナ海で中国が小さな島々を埋め立てて領土を広げ軍事用として使用可能な
滑走路を作り緊張が高まっているようだが、習近平は米国に
心配するなとのメッセージを送ったし、米国も対応を自制している。
それは米国も日中関係の改善を願っているためだ。

【コラム】日中間で孤立する韓国(2)

東北アジアの力学構図は米国+日本vs中国の対決で、その中で韓国は
ジレンマに陥り、それは韓国にとっては祝福だという私たちの
周辺情勢の解読はかなりはずれた。
事態を読み誤ったのだから対応が正確なはずがない。添谷教授は、習近平が
国際関係全般を改善することに決めたことは安倍首相にとっては
幸運だと話した。

韓国と日本は相手に非常に感情的に対応する。船橋氏は話した。
「韓日関係はあまりにも感情的だ。日本がそれほど感情的に接する国は
韓国だけだ」。
(日本は感情的に来る韓国に基本的概念で対応しているだけ)

韓日関係がこれほど感情的に流れたのは両国メディアの責任も重い。
日本の産経新聞のようなケースは韓国たたきのノイズマーケティングで
商売をする。
読売新聞も韓国問題であれば、とりあえず扇情的だ。
韓国メディアはどうなのか。
安倍首相の登場以後、日本の右傾化をあまりにも誇張して報道する。
日本の天皇を日皇と書く。
安倍首相が安保関連11件の法案を衆議院で通過させたのが17日。
18日から日本全域で安保法案の反対デモが始まり今も続く。
全国のコンビニエンスストアにはある詩人が書いた赤い字の
「安倍の政治、許せない」というビラがまかれている。
ここにきてインタビューした村山元首相も添谷教授も、日本の議会民主主義が
危機に陥ったが日本国民が右傾化しているわけではないと話した。
韓国のドラマは依然として人気があり、嫌韓デモの直撃を受けて商圏が
半減した新宿の韓国人タウン「新大久保」も再び成長している。
嫌韓デモが一段と弱まったのだ。
安倍首相が中国にあまりにも譲歩すると批判する民族主義者もいるが、
大勢ではなく韓国に対してはそのような話が出ない。
消えゆく火に油をかけるのはやめよう。

明らかに安倍首相の終戦談話は韓国の期待を十分には満足させないだろう。
そのような場合、従来のように感情的に対応すれば関係改善ははるか遠くなる。

歴代首相の談話を全般的に継承するということなら受け入れて、
安保共助・文化・経済のような大きな分野で関係を正常化することが
現実的な選択だ。ウイリー・ブラントは1969年に西ドイツ首相に就任した
日、ビスマルクの話をパロディにして自身に問うた。
「私は今、歴史を近くに感じているか?」。
歴史の進行方向に国を導くことが指導者の責務だ。
そうするならば歴史を見る目が重要だ。東京にて。

  金永熙(キム・ヨンヒ)国際問題論説委員

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